こんにちは、KIKOです。いつも記事を読んで頂きありがとうございます。
女子フィギュアスケートのカミラ・ワリエワ選手のドーピングをめぐり、コーチであるエテリ・トゥトベリーゼさんに避難の声が大きく集まっているようです。
エテリ・トゥトベリゼコーチの教え子は、厳しい練習に耐え金メダルを確実に取りに行けるまでに育てあげるのですが、選手としての寿命が短い事でも知られていますよね。
そこで今回は、エテリ・トゥトベリーゼコーチの
・厳しい指導とは?
・選手を使い捨てとは?
・鉄の女と言われる理由?
などについて調べてみました。
目次
エテリ・トゥトベリゼコーチの厳しい指導とは?
エテリ・トゥトベリーゼコーチは2008年に、ロシアフィギュア界のコーチに就任。
ロシアの首都モスクワにあるアスリート養成学校であり、エリート育成の極秘施設サンボ70でメダリストたちを育てています。
エテリ・トゥトベリーゼコーチの指導者としての考え方は、すべての生徒に等しいチャンスを与え、苦しい練習をさせつつ、教え子同士で競争させることだと言います。
「厳しい訓練をすれば、楽に戦える」という格言がロシアにはあるようですが、それを良く表している・実行しているのがエテリ・トゥトベリーゼコーチ。
ロシアのフィギュアスケート界で最高権力を持つエテリ・トゥトベリーゼコーチのことを「フィギュア界の女帝」と呼んでるようですね。
選手に個別指導することはなく、全員が自分のプログラムを(ときに1日何度も)演技し、どんなに疲れても、トレーニング(スケーティング、振り付け、ストレッチ、室内トレーニング・)を重ねて上達していきます。
そんな選手にエテリ・トゥトベリーゼコーチはこう言われています。
どんなチャンピオンにも特権などない。トゥトベリーゼは皆に向かって言う。「愛する皆さん、メダルを手にするために努力してきたと思いますが、この後も同じやり方でさらに前進していくのです。表彰台から落ちてしまえば、もはや何者でもありません。次にもう一度、台上に上がって証明するまでは。過去のメダルがいくらあっても、それは将来あなたを助けてくれるものではないのです」
引用元:https://jp.rbth.com/lifestyle/86096-eteri-tutberidze-figy
他にもこういう発言をされています!!
練習場を『工場』、選手を『材料』と呼び、優れた選手を育てるために生産工場と例えたところが、選手自体を見ずに商品(物)として見てるような印象を受けて個人的にはちょっと引いてしまいました。
ですが、徹底した選手管理、化粧の仕方、歩き方、話し方までをも指導されてるというのは、やはり一流選手になる一番の早道なのかも?と思う所もあります。
ロシアの女子選手の表現力が高いのは、こういうところから来ているんでしょうね。
食事面から見る厳しい指導と体重管理
選手の体重は100gの変化にも神経を使っていたと言われています。
平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ選手もオリンピック中水を殆どのまず、口に含んで飲まなかったと報告するくらいだったそうですよ。
出典元:https://yu-check-news.com/arinazagitowa
ダリア・パネンコワ選手は、ジュニアグランプリシリーズで優勝するなど将来を嘱望されていた時期、食事はサラダのみの時もあったと言います。
『1kg痩せるように』と言われたら、どんな手段でも、痩せなければいけない、それがエテリ・トゥトベリーゼコーチの指導。
出典元:https://number.bunshun.jp/articles/-/852069?page=3
ロシアの天才と言われたダリア・パネンコワ選手、摂食障害もあり17歳で引退されましたね。
ソチ五輪で活躍したユリヤ・リプニツカヤ選手も摂食障害に苦しむなどして19歳で引退されています。
出典元:https://meigenkakugen.net
エテリ・トゥトベリーゼコーチの元で練習をするエテリガールズは、競技中に水を飲めないと公然と話しをし、代わりに粉末栄養剤か更年期障害を誘発することで知られるルプロンを接種することで思春期を遅らせるため最善を尽くしている言われてたことにも驚いてしまいましたね。
エテリ・トゥトベリーゼコーチがサンボ70で指導を始めてから、食事制限にますます拍車がかかり、筋肉をつけずにジャンプを跳ぶため、多くのスケーターが背骨に負担をかけ、傷める弊害も出ているんだそうです。
それをステロイドなどの薬を使って痛みを和らげて練習をされてるというから驚きますね。
10代の成長期にこれだけ負荷を与えるようなことをされてると、選手生命はやはり短くなるのは目に見えて分ると言うようなものですよね。
カミラ・ワリエワ選手は禁止薬物トリメタジジン使用をどこまで知ってたんだろう?
エテリ・トゥトベリーゼコーチは選手を使い捨てにしてる?
エテリ・トゥトベリーゼコーチは選手の使い捨てにしているとはどういうことでしょう?
今回の北京オリンピックのロシア代表の3選手を見ても分るように、年齢が15歳のカミラ・ワリエワ選手、17歳のアレクサンドラ・トゥルソワ選手とアンナ・シェルバコワ選手はみんな10代。
ですが、過去のロシア代表選手をみても、メダルを獲得した選手が2大会連続でオリンピックに出場した選手は一人もいません。
それはエテリ・トゥトベリーゼコーチの指導する選手の引退が早いからです。
なぜ早いのか?
華麗な技術が思春期になると衰え、それがきっかけで燃え尽き症候群や怪我や拒食症などに苦しみ、最終的には用済みのような扱いをされ、使い捨てという図式が成り立っているようです。
やはり成長期真っ最中の選手達に課したハードな練習、現在ロシアの女子選手のみが可能な4回転ジャンプに成功されてます。
専門家によると、4回転ジャンプは思春期を迎えていない、体重が軽くて空中での動きが速い若い選手の方が簡単に飛べると言います。
勝つことにこだわり続ける、勝たなければスケートをやる意味がないというような指導方法が、選手を追い詰めてしまっているんだなというのを感じてしまいます。
エテリ・トゥトベリゼコーチが鉄の女と言われる理由
エテリ・トゥトベリーゼコーチが「鉄の女」と言われる由縁は、徹底した体重管理と容赦なく厳しい指導で知られことからついた異名です。
感情表現をわざと出さないのか?今回の北京オリンピックでは、選手が素晴らしいスケートをしても笑顔で出迎えることはなかったですね。
特に、ドーピング疑惑のなか、失敗を重ねたカミラ・ワリエラ選手に対してかけた言葉
『何で戦うことをやめたの?説明して!アクセルのあとくらいからまったく集中できていなかったわ!』には選手の気持ちを思いやれないのか?と思いましたよね。
エテリ・トゥトベリーゼコーチに師事していた、ポリーナ・シュボデロワ選手が語った鉄の女の言動に行動紹介!
「練習でうまくいかなかった場合、フタを閉めた状態のゴミ箱に入れられ、練習が終わるまでそこに座っていなければならなかった」と。
その時に言われた言葉が、「ゴミはゴミ箱の中に入るのよ」だったそうです(怖い)
また、現役中足の指が2本折れたとしても、1日100回、同じことをやるだけ。必要なら200回の時もあったと。
エテリ・トゥトベリーゼコーチの口癖が練習で150%、試合で110%だったそうですから、選手の立場からは何があってもやるしかなかったんでしょうね。
愛をもった厳しさだと言うエテリ・トゥトベリーゼコーチ。
実際、彼女の元で成果を出してメダルやタイトルを取るだけで終わりではなく、スポンサー契約も手に入れることができることを彼女知っているのです。
選手の引退後の生活も大きく変わるということですよね。
コメント