沖縄出身の喜納翼(パラ陸上)選手が、車いすマラソンに参加されます。
170㎝と言う体格を武器にパラリンピックでは金メダルを狙いに行く喜納翼選手。
2019年11月の大分国際車いすマラソンで1時間35分50秒の日本新記録を樹立し、世界ランキング4位の実力の持ち主ということで期待のかかる選手。
元々は車いすバスケットをされてたそうですが、現在も指導を受ける下地孝之コーチとの出会いをきっかけに苦手としていた陸上に転向されたそうです。
今回は「喜納翼(パラ陸上)女子車いすマラソンで金狙う!事故・仕事・家族について」について書いてみます。
目次
喜納翼(パラ陸上)プロフィールと経歴
名前 | 喜納翼(きなつばさ) |
生年月日 | 1990年5月18日 31歳(2021年7月現在) |
競技種目・運動機能障害 | 中距離・マラソン T54 |
所属先 | モモトレーシング |
出身地 | 沖縄県うるま市 |
勤務先 | タイヤランド沖縄 |
喜納翼選手、幼い頃から活発で細い枝にぶら下がって落ちたり、自転車をノーブレーキでカーブに突っ込んでいったりと、ご両親をひやひやさせて心配が尽きなかったようです。
小学4年生でバスケットを始めたそうですが、他にもピアノや書道、そろばんなどいろいろ習い事も去れていたんですね。
やはりじっと座るような習い事より活発に動き回れるバスケットの方が、性に合ってたんでしょうね。
そんな喜納翼選手をご両親は常に献身的にサポートし、遠征時にはチームメートの分まで航空券を手配したというお話もあります。
中学・校高時代は県代表に選ばれセンタープレーヤーとして活躍されるほど実力のある選手だったそうなので、他校の生徒からも人気があったのではないでしょうか?
大学は沖縄国際大学へ進みは日本文化学科を専攻。
高校国語科教員免許・図書館司書資格を取得し卒業されています。
喜納翼(パラ陸上)選手の仕事は?
喜納翼選手、大学卒業後はタイヤランド沖縄、福祉車両専門店に就職されています。
来店されるお客様への接客も喜納翼選手の親切な対応で、満足されて変えられる方も多いようです。
喜納翼選手への感謝のお手紙なども届いてます。
仕事では企業訪問などもされ、「沖縄の運転支援〜保険・改造業者・医療施設の現状と今後の展開」と題してプレゼンをされたりもしているようですね。
喜納翼(パラ陸上)選手の家族
喜納翼選手の家族についての情報は見当たりませんでした。
その代わり喜納翼さんのインタビュー等でご両親について話されてる感じからすると、娘をとても可愛がってて将来をとても期待されてたんだなということが伝わってきます。
子供のころの習い事も、本人がやりやいと言えばそれを尊重し見守り、躓いた時には支えてあげ、喜納翼選手もとても頼りにされてるご両親だったのでは?
14歳中学3年生の山田由紀(パラ水泳)選手の背泳ぎが凄い!!
喜納翼(パラ陸上)選手事故克服
喜納翼選手、大学1年生の春、ウエートトレーニング中に約120キロのバーベルの下敷きになったことが原因で脊髄を損傷し、下半身まひで車いす生活になりました。
事故後、相当落ち込んだのでは?と想像しましたが、意外にも本人はそうでもなかったようです。
「不便を感じましたけど、逆に今、出来る事や残されているものってなんだろうと目を向けることもできました。そうすると、まだこれも残ってる、あれも残ってる、いろんなことできるじゃん!と思えたんです」
引用元:https://sports.nhk.or.jp/paralympic
凄い前向きは方ですよね!!
その明るく前向きな性格は父親から受け継いでるのかなぁとも言われてましたよ。
ご本人よりご両親の方が凄く落ち込んでたのではと想像しますし、もし自分だったら?と考えると喜納翼選手を尊敬のまなざしで見てしまいます。
気持ちを切り替え車いすバスケットボールをその後目指すようになるんですよね。
落ち込み暗い気持ちを弾きずらずにすんだのは、ご両親を始め周りの人達に支えられたからだと言われてましたが、もう一つ車いすバスケットボールを題材にした井上雄彦さんの漫画『リアル』を愛読していたことで、車いすの世界が全く知らない世界ではなかったんだそうです。
喜納翼選手、とても前向きで強い女性のイメージががします。
車いすバスケットボールを初めに体験されてますが、何か違うと感じたことと同じタイミングで現在のコーチである下地コーチに陸上を勧められたことがきっかけで、車いすマラソンを始めています。
下地コーチは身長173㎝に腕が長い喜納翼選手を、海外の選手と比べても見劣りしないし、元々バスケットボールをされてて運動能力も良い物を持ってると車いすマラソンには有利な選手だと思ってたようです。
喜納翼選手も車いすを漕いでみたら実際のスピードより体感のスピードが速く感じる、この感覚すごく面白いなと思ったところからどんどん車いすマラソンの面白さにはまって行ったと言います。
練習を重ねていき2016年から車いすマラソンを始め、2017年1月に東京特別強化指定選手に。
2019年には、土田和歌子選手が持っていた日本記録を塗り替え、現在世界ランク4位の喜納翼選手。
2021年3月、シーズン初戦の「Challenge Tokyo Para 42.195km in 立川」を優勝。
喜納翼選手の強み
①「体格+調整力」の高さ
② 苦手意識を「好き」に変えた下地コーチへの信頼感
③ タフな練習もこなし続けることができる精神力
東京パラリンピックでマラソンが行われるのは9月5日。
新国立競技場のゴールを目指し一番で入ってくる喜納翼選手の笑顔が見たいですね!!
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